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きっかけは朝顔のプランター
持ち運びやすくて軽いプラスチックのプランター。
全国のほとんどの小学生はこのプランターを購入します。
ほとんどの教材は、バージンプラスチックといって新しく
石油から作ったプラスチックでできています。
そしてその多くは悲しいことに、リサイクルされることなく家庭ごみとして、One Wayで捨てられています。
子どもたちは学校の授業で環境のことを学びます。
「海の生物を守るために海のごみは拾いましょう」
「レジ袋ではなくエコバックを使いましょう」
そんなことを学んでいるのに、気がついたら、子どもたちの周りにある学校教材はプラスチックだらけ。
実は、ずっとモヤモヤしていた。
そう感じた保護者が集まったことがきっかけでした。
プラスチック汚染や気候変動
プラスチックによる海洋汚染は待ったなしの状況です。
毎年800トン。ジャンボジェット機5万機に相当するプラスチックが海に流入しており、2050年には海にいる魚の総重量をプラスチックが上回るといわれています。
浜にいるヤドカリなどの小さな生き物たちや、人の胎盤からマイクロプラスチックが検出されたという研究結果もあります。プラスチックはいったん環境に放出されると、自然分解されるまでに数百年とかかります。
プラスチック汚染と気候変動は、地球規模の危機です。
私たち大人は美しい海を覚えています。
でも私たちの子どもやそのまた子どもがこれから生きる未来には、今と同じような美しい海が残されているでしょうか。
出口の見えぬまま、このままプラスチックごみを出し続けることから、一刻もはやくシフトしたい。
想像してみてください
全国の小学校には、約630万1000人の子どもたちが在籍しています。
この子どもたちが使う学校教材を、今のプラスチックから持続可能な素材のものに変えるだけで、どれほどの社会的なインパクトがあることでしょう。
授業が終わったら捨てる、部品がなくなったから捨てる。
そうではなく、毎日使う学びの材料だからこそ、大切に使ってほしいのです。使うことそのもものが、サステナブルな循環の学びを支えることにつながる。
そのようなしくみにシフトさせたい。
わたしたちはそう強く願っています。